第3回・資料

宇井 純編『谷中村から水俣・三里塚へ エコロジーの源流』

宇井 純編『谷中村から水俣・三里塚へ エコロジーの源流』
(思想の海へ[解放と変革]24)社会評論社 1991年

目次

第1部 農書と地域の流れ
宮崎安貞「農業全書」凡例
「百姓伝記」巻七 防水集
蔡 温「農務集」
大蔵永常「公益国産考」砂糖の事
前田正名「今日の急務は国是・県是・群是・村是を定むるに在り」
謝花 昇「讃岐国糖実況およびその改良策」
第2部 足尾銅山と渡良瀬川鉱毒事件
庭田源八「鉱毒地鳥獣虫魚被害実記」
田中正造「第二回帝国議会における質問」「下野治水要道会趣意」
荒畑寒村「谷中村滅亡史」 結論
島田宗三「谷中村問題解決奉告祭文」
関 天洲「『茨城県巨樹老木誌』本書を繙くに先だち一読されたき事」 鏑木徳二「樹木の上長成長に及ぼす煙害の影響について」
『荒田川閘門水利組合誌』「工場排出汚涜水問題」
第3部 文明開化と自然
志賀重昂「日本風景論」
徳富蘆花「両毛の秋」
大町桂月「那須野」
牧野富太郎「私と大学」
南方熊楠「神社合併反対意見(付録)」
宮沢賢治「よだかの星」
小島敏雄「日本封建農業史」肥料給源としての採草地
柳田国男「海上の道」
第4部 戦後政治から運動へ
徳田球一「農業の将来について」
経済安定本部資源調査会「水質汚濁防止に関する勧告」
三枝博音「『自然』という呼び名の歴史」
庄司 光・宮本憲一「おそるべき公害」
石牟礼道子「苦海浄土」 五月
中西悟堂「公害と自然と倫理」
松下竜一「風成の女たち」曙光
甲田寿彦「田子の浦ヘドロは消えず」
大木よね「せんとうせんげん」
戸村一作「わが三里塚」
山崎 圭「人間周期率」
安里清信「海はひとの母である」沖縄金武湾から
宗像 巌「漁民の世界観構造」
室田 武・槌田 敦「開放定常系と生命系」江戸時代の水土思想からみた現代エントロピー論
解説 ──谷中村から水俣・三里塚へ 宇井 純
関連略年表
ブックガイド
授業日: 2001年5月1日;