授業概要(後期)
- 講義目的
- 環境問題意識がジャーナリズムのなかにどのように表されてきたかを、歴史を溯って概観する。また、環境ジャーナリズムが今日のメディア状況のなかでどのように展開する可能性があるかを検討する。
- 授業内容・授業計画
- 環境問題をとらえる視点あるいは問題意識はきわめて多様であり、あるいは広範なものである。この後期の環境ジャーナリズム II では、今日の環境ジャーナリズムのいくつかの典型例のなかに異なった様々の問題意識があることを抽出したうえで、そのそれぞれの問題意識を歴史的に溯ると同時に、実践の立場から、対象とする事象、その手段・方法などの変遷を視野に入れ、今日的可能性についての議論にも言及する。
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- 石弘之『地球環境報告』
- 石弘之『地球環境報告II』
- ポール・ハリソン『第三の革命』
- ヴァンダナ・シヴァ『緑の革命とその暴力』
- スーザン・ジョージ『なぜ世界の半分が飢えるのか』
- D. メドウズ他『成長の限界』/レスター・ブラウン『誰が中国を養うのか』
- 立花隆『環境ホルモン入門』
- 中村梧郎『戦場の枯葉剤』
- レイチェル・カーソン『沈黙の春』
- 中西準子『都市の再生と下水道』
- エドワード・O・ウイルソン『ナチュラリスト』
- ミシュレ『海』/ファーブル『植物記(薪の話)』
- 柳田國男『火の昔』/宮本常一『山に生きる人びと』など
- マルクス「材木窃盗取締法に関する討論」
- アンドリュー・レヴキン『熱帯雨林の死』
- 評価方法・評価基準
- 期間中に数回提出することになるレポートで評価する。
- 受講生に対する要望
- 多くの参考資料を読むという授業時間外の作業に手抜きをしないこと。
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